良いブロッコリーの見分け方(農家基準)
こんにちは。連日暑くてムシムシした日が続いておりますが皆さん体調など崩しておられませんでしょうか?私は・・・病気ではないのですが顔が真っ黒けになりました。農作業に日焼けはつきものです。皮膚ガン怖くて農業なんてやってられないというのが本音です。汗で日焼け止めは流れちゃうしいちいち塗り直しもしてられないし。日焼け止めが野菜につくほうが農薬より問題だと思うので(;^ω^)
さて、本日のQ't店様の土曜市ですが・・・
完売御礼です!
本当にうちの野菜を選んでいただきありがとうございます!
決め手は・・・
やっぱりブロニャーですよね!
本当にデザインしていただいた「くもまる様」には感謝しきれないです。
もうすぐブロッコリーも終わりの時期になってしまいますが10月後半には戻ってくる予定ですのでその際にも是非、よろしくお願いいたします。
さてさて、本題なのですが今日は良いブロッコリーの見分け方についてお話します。
ただし、農家目線なので消費者の方からすると「え?」と思うところもあるかと思います。参考程度に読んでいただけると幸いです。
では、良いブロッコリーの見分け方とは・・・
・花蕾の直径が12~15㎝
・花蕾のしまりが良い
・花蕾が凹凸などなく綺麗なドーム型
・花蕾全体の色が均一な濃緑
・花蕾に葉っぱが出ていない
・下から見て茎の白い部分が綺麗
・茎に穴が開いていない
以上が良いブロッコリーの見分け方です。時々、美味しいブロッコリーの見分け方はありますか?と聞かれますが食感を考えず、食味だけで言うのであれば同じ畑で育てている以上はほとんど味に違いはありません。
なので、食感だけでしたら花蕾のしまりを第一優先で調べてみてください。
それ以外は農家目線の評価です。消費するだけであれば特に気にされることはないとおもいます。
食味についてなのですが作物の味は、
土、肥料、水分量etc
などの色々な要素によって変わります。
なので、一度食べてみないと分からないものなのです。うちは、祖父が生きているときにブロッコリーをやっていたようでその時に
「とっても甘いね!家庭菜園で同じように作っても同じように甘くならないの」
と言われていたそうです。
あいにく自分は自宅のブロッコリーしか食べたことないのでさほど分からないのですが・・・たくさんの人が選んでくれているということは自信を持ってもよいのでしょうか?
それとこれは私の失敗談なのですが5月・6月収穫のブロッコリーを有機肥料で作ると茎の部分に穴が開く「空洞症」というものが発生します。これは、有機肥料は気温の上昇に比例して分解が始まるため収穫期間近になると急に養分の吸収が良くなりドカンと大きく成長してしまうためではないかと思います。
人間に例えると「皮膚と筋肉だけが異常に発達して成長してしまい骨がない状態」といった感じでしょうか。
しかもこの空洞症、合併して病気が入り易くなるのです。
今期は両親が間に合わせで圃場を用意してくれたため元肥は化学肥料、追肥も化学肥料だったのですが来年は有機液肥のみで育ててみたいと思います。
来年の結果をお楽しみに!
そして昨日から引き続きの保存袋試験ですが
肉眼で見た感じでは色は差ほど変わりませんが花蕾を掴んでみると圧倒的な違い・・・
昨日はどちらも同じ硬さだったのに
左のオーラパックは硬いまま、右のボードンはだいぶ柔らかくなり袋内から水がボトボトと垂れてきました。あと3日様子を見て、もしかしたらオーラパックに変更するかもしれません。やっぱり長持ちするほうが皆さんいいですよね?
さて、今日は売り物にできなかった傷だらけキュウリを利用して冷汁を作ってみました。
暑い夏に熱い味噌汁飲みたくないのでちょうどいいです。明日の昼はご飯にかけて冷汁ご飯ですね。